第33回目のゲストは成井豊さんでした。
ゲストは演劇集団キャラメルボックスの劇作家、演出家の成井豊さんでした。
古田:いやーこれはちょっとした事件ですよ。古田の番組に成井さんが出ているっていうのは。
安東:これね、僕も正直ピンとこないんですよ。何故そんなすごいのか?
古田:あのー北極と南極と申しますか、一応エンターテインメント性があるファンタジーをやっている劇団なんですよ、(キャラメルボックスと新感線は)お互い(笑)。私はそう思っているんですよ。
成井:はい。
古田:エンターテインメント性を追求するファンタジーをやっている劇団としての共通項はものすごくあるんですけれども、まあ成井さんのキャラメルボックスという劇団はやっぱ前向き・・・
成井:(笑)
古田:ポジティブ、そして夢に向ってがんばっていこう・・・みたいな。
ウチの劇団の場合は血みどろ、もしくはチンポ。
成井:ははははは。
安東:もしくはチンポって・・・
古田:先程ディレクターがうまいこと言いましたが、同じ本を作っている出版社なんですけど、成井さんの所は絵本、ウチはエロ本。
成井:ははははは。
安東:わかりやすいなあ。両方とも需要はありますよね。
古田:お客さん、かぶっている部分ありますよね。
成井:あります、あります。
古田:お知り合いになってから長いんですよね。結構。新感線とキャラメルボックスっていうのは。
成井:そうですね。劇団員同士が仲いいですよね。
古田:ウチの粟根(まこと)さんとかがキャラメルボックスに・・・
成井:何度も出てもらっていますよ。
安東:客演で。
古田:で上川(隆也)君がウチの新感線に出たりっていうのはよくあるんですよ。先月も僕は(キャラメルの)西川(浩幸)さんとか大森(美紀子)さんと飲んでいて、心が洗われました。
安東:会話の内容が違ったみたいですね。
古田:チンポのチの字も出ない(笑)。
安東:それはどうなんだろう。
★ ブログコメント
古田さん、安東さん、成井さんこんばんは。意外な顔合わせに今から放送が楽しみです。成井さんは演出家として役者古田新太をどう思いますか?逆に古田さんはキャラメルボックスの事をどう思っていますか?ものすごく知りたいので真面目に答えてください。
成井:まじめに答えますよ。あのー演技論の本を以前一冊演劇ぶっく社さんから出させていただいて、その中で古田さんの事をとりあげました。
古田:ええー!そうなんですか。
成井:今小劇場の若手の中で一番うまいのは古田新太であろうと。
古田&安東:おおー。
成井:古田新太の顔はサンシャイン劇場の一番後ろからは見えないのに、
あそこって一番後ろからは表情わからないじゃないですか、でも古田新太の演技だと表情が全員に見えるような気になってくる、っていう風に絶賛しました。
古田:ああーこれは何でしょう。菓子折りでも持って(笑)。
成井:ははははは。
安東:だってエロ本が絵本にほめられたんですよね。それはもう役者冥利に尽きるんじゃないですか?
古田:いやー、ありがとうございます。
成井:十年来、東京初進出くらいからずっと観ていますからね。
古田:(シアター)トップスの頃からですもんねえ。ありがたい話ですよ。
安東:ちなみに古田さんはキャラメルの事をどう思っているんですか?
古田:私はキャラメルボックスという劇団がなければ他の劇団が成り立たないと思う。正統がないと亜流は生まれない訳ですよ。
安東:そうですよね。
古田:で、今までの新劇とか歌舞伎とかっていうものへのアンチとしてアングラとか新派っていうのが出てきた訳じゃないですか。で、小劇場という文化が出てきた時に、みんな枝分かれしていくんだけど、やっぱり正統的ないいお話をするいい劇団とされるところがないと、来週ゲストに来る(ナイロン100℃の)ケラとか、(大人計画の)松尾スズキとか、ウチ(新感線の)いのうえ(ひでのり)とかっていうのは、そこをコケにできない。劇団四季があるから四季をパロディーにできる。
安東:なるほど。
古田:だから俺はキャラメルボックスさんがなければいけないという状況にあると。
安東:存在が前提な訳ですね。それはほめているんですよね。
古田:当然です。当然です。
成井:ありがとうございます。
古田:なければ困っちゃうんだもん。正統派がいないと悪党は(笑)。
松田優作かっこいいじゃないですか。でも中村雅俊がいないと困っちゃうんですよね。(ゆうひがおかの)総理がいないと。
安東:すごく成井さんが大きくうなずいています。
成井:ええ。
★ ブログコメント
成井さん、こんばんわ。自分は、大学に通いながら、小劇場の劇団で制作の仕事を手伝ったりしている者です。 世の中にある劇団が、みんな、どうしたらお金を稼げる劇団になれるか悩んでいると思います。私のお手伝いしている劇団も悩んでいました。キャラメルボックスのビジネス面を強化するために、成井さんが考えた戦略って何かありますか?
成井:僕じゃなくてプロデューサーが考えてますんで。
古田:加藤さん?
成井:そう、加藤昌史っていう男がね。それが大抵無謀な事なので、僕はむしろ反対して、だけどごり押しでやられちゃって・・・
古田:でも加藤さん、加藤さんっていうのはキャラメルボックスのプロデューサーの方なんですけれどアンディアマンですよね。
成井:そうですねー。
古田:いろいろトンパチなアイディアを出してきて、結構がっちり(お客さんを)埋めて行くの。
安東:はあー。
古田:みんなすごいすごいって言ってる。
安東:でもそれで結局(芝居で)食えるようになっているんですよね。
成井:そうですね。新幹線(★注 JRの新幹線です)の中で芝居やるのも彼がやる事にしちゃった訳だし、みんなイヤだったんだけど。
安東:あーなるほど。
成井:あとはハーフタイムシアターという1時間の芝居を二本立てでやっちゃおうとか大抵思いつきは彼なんですよ。
古田:でも意外に彼女か彼かわからないけど、コメントくれた人は制作のお仕事を手伝っているって言ってますけど、大体稼いでいる劇団っていうのは制作さんが強いですよね。
成井:そうですね。
古田:あのね、意外にね演出家と作家はのんきなんです。
成井:ははははは。
安東:たしかに。
古田:好きな事やれてるから、結構のんきなんですよ。
安東:お金儲けの才があるとは思えませんよね。どう考えても。
古田:お金儲けの才があったら演劇なんかやってないんだから。だから制作さん、第三舞台の細川さんだったりとか、遊眠社の北村さんだったりとか、
売れている劇団の制作さんがうまくバカチン演出家とバカチン役者をコントロールして、「好きな事やっていいよー。そのかわりこうしなさい」みたいな。
だからね、この人もなんかね一緒にお手伝いしている人達と、劇団を応援しているんだったらちょっとね、みんなで企んでね、いい気持ちにさせて、その応援している劇団のメンツをさ。こうしたらお客さんが入るんじゃないかみたいないろんな戦略をね、考えてみるのもいいかもしれませんね。
成井:うん。黒子に徹するのがあんまりいい事だとは思わないですね。
プロデューサーだって演劇を作る1人なんだからちゃんと発言権を持って芝居に口出していいと思いますよ。
古田:裏方じゃないからね、プロデューサーは表方だから。
そういうのを目指すのであればもっともっと前に出て行ってね、目立った方が
いいんじゃないかと思いますけどね。
★ ブログコメント
こんばんわ!
以前、鴻上尚史さんが何かのエッセイの中で、演劇は「演劇をやるとベンツに乗れるぜ」みたいなパブリックイメージを得るべきだと言っていました。
でも、何年経っても、僕らみたいな一般人は、どうしても「演劇=貧乏」というイメージが強いのです。成井さんは、それについてどう思いますか?パブリックイメージが変わればいいのにとか考えたりします?
成井:思いますね。劇団四季の主演クラスの方が年収2000万近いという話を聞いて、やればできるじゃんって思いました。
古田:ああー舞台でね。
成井:で、覚悟を決めないと。例えば年6本やるとか、劇団四季だったら年200ステージやるとかっていう覚悟を決めなきゃ食えない訳ですよ。
古田:そうですね。
成井:年2本で食おうなんて本当甘い話で・・・ただ劇団で年5本6本作るっていうのは本当に大変なんですよ。
古田:大変ですよね。エネルギー的にはものすごい事になりますよね。
成井:そこまで根性がないんでしょ?食えない人達は。
安東:二ヶ月に一本って事ですよね。単純計算で。それは大変ですね。
古田:いや、エネルギーっていうか体力がついていけなくなるでしょ。
で、そのステージ数をこなして毎日新鮮に(芝居を)出来るかって言ったら
よっぽどの訓練をされていないと。
安東:映画みたいに一回撮って何回も上映できないすからねえ。
古田:特にこうやって劇団でっていうようなことを考えたらやっぱり四季の様なシステムを組むか、本当にキャラメルボックスさんの様に年中芝居やってますぜっていう状態を作っておかないと。
安東:はい。
古田:それ以外では演劇で食うなんていうのは無理だと思うよ。
安東:それはじゃあパブリックイメージ通りって事ですか。
古田:そうそうそう。まあ食おうと思ったら、東宝、NODA・MAP、蜷川、新感線、順番に出ていれば食えるけどな。
成井:ははははは。
安東:客演とかで回ってね。
古田:役者だけだったらね。そんな風に労力を使うんだったらテレビやる(笑)。
安東:まあそういう事になりますよね。
古田:だから舞台で食っていこうと思ったらやっぱ根性決めないと駄目ですよね。
成井:そうですね。
安東:じゃあまあこれから(現状を)変えていこうとしたら根性は決めないといけないって事ですよね。
古田:いや、だから、僕も昔若い頃よく言ってたんだけど、演劇やっていると貧乏だってっていうのはパブリックイメージとしてあるじゃん。テレビの「銭金」見りゃあ劇団員かバンドマンしか出てこない訳で・・・寝なきゃいいの!
安東:どういう事すか。
古田:働きゃいいんだ。みんな寝ている間じゅう。バイトすればいいし、寝なきゃいいの、若いうちは。で、毎月芝居やればいいの。毎月仲間内でやり劇団でやり、場数で絶対鍛えられるから人間って。場数を踏めば踏むだけね。
成井:そう思います。
古田:だから常に休みなくやっていて、それによって貧乏になっている奴は寝てるんだって。
安東:あーなるほど。
古田:寝なきゃ食えるし、年間15本くらい芝居できるんだよ。やった事あるからね。
安東:働いていてもって事ですよね。
古田:そうそう。成井さんみたいに演出、劇作もやるとなるとこれはまた別に
なってくると思うんですが。
安東:どうですか?若い頃は両立とかは。
成井:ああー一年中締め切りみたいな感じで休日はとれないですね。
安東:ああー。でも休日をとらなければ(両立)できた。
成井:そうですね。教員やっている時が特に忙しかったですけれど、今45ですけれど40歳くらいまでは休日はなかったですね。なので古田さんが寝なきゃいいっていうのは全く同感です。僕も休みませんでした。
古田:特に貧乏ほざいている人達って20代だったり30代だったりする訳でしょ?全然大丈夫。死なねえって、寝なくったって。数こなすっていう事は役者としてのポテンシャルも上がるから。荒くはならないです。
安東:仕事しながら寝ないでやってもって事ですよね?
古田:そうそう。だから絶対にそれはやるべきだと思うな。結果、金はついてきますよね?
成井:続ければね。10年はかかると思いますけど。でもそれまでに場数踏めば絶対に(芝居が)うまくなるんで。
演劇集団キャラメルボックス
2006クリスマスツアー『少年ラヂオ』
脚本 成井豊+隈部雅則
演出 成井豊+白井直
劇団☆新感線や大人計画が好きな人も観にきてね!
2時00分 | リンク
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安東さん、こんばんは。
大晦日恒例第57回NHK紅白歌合戦の今年の司会者が先週金曜日に発表されました。紅組司会は2年連続2回目の女優・仲間由紀恵(なかまゆきえ)さん、白組司会は8年ぶり3回目のSMAP中居正広(なかいまさひろ)さん、総合司会は三宅民夫(みやけたみお)アナウンサーと黒崎(くろさき)めぐみアナウンサーが決まりました。
第57回NHK紅白歌合戦は12月31日(日)夜7時20分から東京・NHKホールから4時間25分の生放送でお送りします。
これまでの対戦成績は28勝28敗ですが、俳優の古田新太さんとTBSの安東弘樹アナウンサーは紅組か?白組か?現時点で勝つのは、どっちだと思いますか?
1 きゃんあきら | 2006/11/20 16:57:26