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2007年2月 4日 (日)

第43回目のゲストは映画監督&ドキュメンタリー作家の森達也さんでした。

20070203_1ゲストは映画監督&ドキュメンタリー作家の森達也さんです。

20070203_2森さんは、プロレスラーの本を書くほどプロレスがお好きなんですよね。
色んな格闘技がある中で、どうしてプロレスなんですか?
無類のプロレス好きである古田さんとプロレスについて語って下さい!

森:いやーそれはもう一口にできないけどあえて一口にしろと言われたら、虚実の皮膜ですよね。
古田:そうですよね。格闘技は結果勝ち負けがある。プロレスはあってないようなもの。
安東:勝ち負けは。
古田:印象に残った方が勝ち。負けてもね。相手に勝つんじゃないんだ、プロレスは。他の試合に勝つ負けるなのよ。どの試合が一番素敵だったでしょうか?
前座からメインイベントまで。ま、メインイベントが一番いい興行が、素晴らしい興行なんだけどね。興行って言っちゃう所なんですよね。プロレスが好きなのは。
森:今語りながらねー、古田さん本当目を細めてね、嬉しそうに至福の表情で話してましたね(笑)。
安東:プロレスの話の時はいっつもこの顔をするんです。
森:本当、好きなんだねー。
古田:いやもう。格闘技も好きなんですよ。
森:あ、僕もそうですよ。
古田:だから年末のTBSがやっているK-1とかも観るしちゃんと、けどそれは勝負事として観ちゃうのね。男と男の戦いみたいな。女と女でもいいんだけど。
男と女でもいいんだけど。でもプロレスって僕はストーリーだったり、人となりだったり・・・
森:結構古い話でね、あの新日本プロレスにUWFの残党が帰って来た時に、高田延彦と越中との名勝負数え歌があったじゃないですか、それで起き上がりこぼしキックだっけ?
古田:はいはい。
森:要するに高田が蹴るんですよ、越中の胸板をガンガンキックで。で、越中が起き上がるんですよね、手をずっと握ってる訳。つまり手を引っ張ってやってるわけ、起き上がるためには。で、それを観ながら「あれは越中がこうやって自分の胸板を出しながら、キックを受けながら、でも高田がこうやってそれを抱き起こして、もう一回蹴ってというお互いの信頼関係があってやっているだ」と妻に説明しながら、泣き出しちゃって僕は・・・
古田&安東:ははははは!
森:もう涙が止まんなくなっちゃって・・・
安東:奥さんがじゃなくて話している森さんが泣いちゃったんですね。
森:もう話しながら自分で感動しちゃってね、もうなんてこいつら切なくて
いいやつなんだってね。
古田:いや!泣けましたよ。サムライ・シローは。
森:ねえ、泣けるよねえ!
古田:もう胸から、皮膚が破れてんだよ、血が出て。もういいじゃん!寝とけよ。だって手つないで起こそうとしてるんだけど、イヤだって言えばいいんだもん。
森:(越中は)その意思表示できるはずなんですよ。それをしないから高田も申し訳なさそうに、でも手は抜けないから思い切り蹴る訳ですよね。すごいよー。レスラーはすごい。

20070203_3森さんは、結構長く演劇をやっていたんですよね。
その演劇経験が、今の仕事や私生活に活きていることって、何かありますか?

森:うーんと長くもないですよ。29ですからね。学生時代入れて6、7年ですけれど、ドキュメンタリー撮る上で結構役に立っているところありますね。
古田:ほお!そうですか。
森:やっぱり被写体を誘導したりとか挑発したりとかね、それが必要。
古田&安東:はあー!
森:僕の流儀ですけどね、人ってね、怒りかけの状況って結構素になるんですよ。笑うかもしくは怒りかけね。
古田:はいはいはい。
森:本当に怒っちゃダメですよ。撮影になんなくなっちゃうんで。僕結構挑発するんですよ、撮りながらね。そういった時多少演技力というかね、ロールプレイングが必要になりますよね。しかも僕の場合は、カメラを自分で持って自分で撮りながらインタビューする事も多いですから、やっぱそういう時なんかこう、ちょっとまあ演じなきゃいけない事も出て来たりしますしねえ。そういう意味ではまあ、でもそれは演劇やったからどうこうってもんでもないし、まして私生活では・・・ほとんど役に立ってないですよね。
古田:はははは。やっぱ撮りながら、被写体の人に「これちょっとイヤだろうな」と思いながら質問する事ってあるんですか?
森:ああ、常にありますね。
古田:ここは触れられて欲しくないんじゃないかな?みたいな。
森:そうそうそう。だからね、野球のピッチングに似ていてね、内角行って次は嫌がってるから外角に行って、もう一回内角に行こうかみたいなね。
割とそういう事頭の中で考えながらやりとりしてますね。
古田:難しいだろうなあと思うんだよなあ。
森:たまにデッドボール投げちゃってね。えらい事になりますよね。
古田:そうですよね。
安東:ちょっと乱闘気味にね。
古田:今のビーンボールだろう(怒)!みたいなね。
森:あるある。
安東:怒りかけが素っていうのわかりますね。かけ、ですよね。
森:そう。かけ。一瞬ムッとするぐらいがねえ、割と人ってね本音が出ちゃうますね、なぜかね。
古田:今、カチンと来たぞ。みたいな。
森:そうそうそう。声を荒らげるちょっと手前みたいな。
古田:流せって言ったら流してもいいけど(笑)。


20070203_4 こんばんわ!何かのインタビューで森さんが、普通の恋愛映画が撮りたいと語ってましたが、それには、ご自身の豊富な恋愛体験も盛り込まれるのでしょうか?どんな恋愛映画になりそうですか?

古田:そうなんですか?
森:ええーっと、そうなんですかって普通の恋愛映画ですか。うん、ていうかね、僕SFと恋愛物が大好きで、だから本当はそっちを撮りたいんですよね。
古田:はあー。
森:別に社会なんてどうなってもいいんで。
古田:ははははは。
安東:どうなってもいいって(笑)。
森:だだやっぱなかなかそういうオファーが僕にはこないんで悔しいんですけど、でもちょっとまあ「じゃあ森さん本(脚本?)書けばちょっとウチで考えるよ」って最近大手のプロデューサーから言われたりもしてるんで、ちょっとね、色気は今出てますね。
古田:ほおー。
森:で、質問何だっけ?豊富な恋愛体験?何を根拠に豊富な恋愛体験って、その人言ってるのかわかんないけど(笑)。でも当然それは自分の体験っていうのは書くものには反映されるでしょうけれども。今考えているのはね、守衛さんと女性アイドルタレントの恋みたいなね・・・
古田&安東:ほおー!(感嘆)
森:ダメだね。言った瞬間にこれダメだね。
古田:はははははは。
森:今の却下!
古田:ああー!面白そうなのに(笑)。
森:でもなにか考えます。


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2時00分 |

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