今日お迎えしたのは、アフリカのスーダンで医療活動を続けている
医師の川原尚行さんです。
朝一番の北九州からの飛行機に乗って、ゆうゆうワイドに
ご出演頂くために、遠く東京までやってきてくださいました。
本当にありがとうございます。

川原尚行さんをご存じない方に、簡単ではありますが、
プロフィールの紹介をさせて頂きます。
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川原尚行さんは、1965年(昭和40年)、福岡県北九州市に
産まれました。福岡県立小倉高等学校を卒業後、
九州大学医学部に進学。高校・大学では、
ラグビー部の主将を務め、ラガーマンとして活躍されています。
九州大学大学院を修了後、外務省に入省。
在タンザニア日本大使館の医務官として勤務された後、
スーダンで再び医務官として勤務。
長引く内戦のために国が疲弊し、栄養失調やマラリアなどの
感染症が蔓延する現状を目の当たりにしつつも、
職務上、大使館職員と日本人しか診察ができないことに悩み、
「苦しむ患者たちを見て、何もしなくていいのか」と考え、
たどり着いた結論は、「ひとりが始めなければ何も生まれない」。
2005年、外務省を退職。
妻と3人の子供を日本に残して単身、スーダンに乗り込みました。
NPO法人「ロシナンテス」を設立し、無医村の巡回診療や、
有効期限を残して捨てられる日本の医薬品・中古医療機器の
活用に取り組んでいます。現地での医療活動の傍ら、年2回の
帰国のときには、教育機関など、広く講演活動もおこなっています。
また日本とスーダンの間で、医学生や医師の交流を取り持つなど、
その活動は多岐にわたっています。
ちなみに「ロシナンテス」とは、
ドン・キホーテのロシナンテ(やせ馬)、
やせ馬もたくさん集まれば大きな力になるとの意味から、
複数形で、ロシナンテスと名づけられたとのことです。
詳しくは、こちらへ。
NPO法人「ロシナンテス」HPはこちら。
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川原さんの来し方を伺いながら、現在取り組まれている活動のことを
じっくりとお話伺いました。大変なことに取り組まれているのに、
話しぶりはいたって気さくで明るく、目をきらきら輝かせながら
お話になる様子が忘れられません。
日本がスーダンに与えるだけでなく、
スーダンから日本が学ぶべきことがあるようが気がします。
そんな言葉がたいへん印象的でした。
川原尚行さんご出演の講演会・イベントのお知らせ
東京からはちょっと遠いですけれども、
川原尚行さんの地元・北九州でのイベントのご紹介です。
●「集え!北九州のロシナンテたち」
10月17日・土曜日
開場:午後1時 開演:午後1時半
場所は、福岡県北九州市にある、
北九州芸術劇場 中劇場にて。
お問い合わせは、
NPO法人ロシナンテス 093-922-6470 まで
こちらは東京でのイベントです。
川原尚行さんは、パネリストとして参加されるそうです。
●「市民の国際協力フォーラム
~世界を変える 初めの一歩~」
10月18日・日曜日 午後2時スタート
東京メトロ広尾駅から徒歩1分のところにある、
JICA(ジャイカ)地球ひろば 講堂にて。
お問い合わせは、
JICA地球ひろば 03-3400-7737 まで
そして、川原尚行さんが理事長を務める、
NPO法人「ロシナンテス」は、協力会員を募っています。
年会費は、学生1000円。
個人3000円。
企業・団体3万円から。
詳しいことは、
NPO法人ロシナンテス 本部 事務局
093-922-6470 まで
郵便振替も記しておきます。
01720-3-74330 NPO法人ロシナンテス

川原尚行さんは、18日のJICAイベントを終えて、
その日には、またスーダンに飛ぶということです。